
今回の研究レポートは、プログラミング入門として人気の「Scratch」の画面構成と基本的な操作をご紹介します。学習するにあたって画面構成の各部の名称や意味を知ることで、学習内容をよりスムーズに身につけることができます。
① scratch2.0の画面構成を覚えよう!
① カテゴリー
ブロックの種類を分類しているカテゴリー。
② ブロックパレット
ブロックが格納されている場所。①のカテゴリーを切り替えるとここに表示されているブロックも切り替わります。
③ スクリプトエリア
命令(プログラム)を記述する場所。②のブロックパレットからブロックを組み立てるように記述していきます。
④ ステージ
③のスクリプトエリアに記述した命令の実行結果が表示される場所。
⑤ スプライト
ブロックによって動かすことができるキャラクターのこと。スプライトは、たくさん使用することができ、スプライトごとに命令を記述することができます。
⑥ スプライトリスト
使用することができるスプライトが表示されています。スプライごとの命令はここで切り替えることができます。
② Scratch2.0を使ってみよう!
それではさっそくScratch2.0を始めてみたいと思います!
① カテゴリーの選択
カテゴリーの中から目的のカテゴリーを選択します。ここでは【イベント】のカテゴリーを選択します。
② ブロックの設置
ブロックパレットから目的のブロックをスクリプトエリアにドラッグします。ここでは、【がクリックされたとき】ブロックをドラッグして配置します。
③ 見た目のカテゴリー
ブロックを設置したら、次に【見た目】のカテゴリーを選択します
④ Helloと表示する
【見た目】のカテゴリから【(Hello!!)と(2)秒言う】ブロックをドラッグして【がクリックされたとき】ブロックの下に組み合わせます。
⑤プログラムを実行する
ここまでのプログラムを実行するためには、画面上にあるのボタンをクリックします。
⑥ ステージ上で命令を実行
ステージ上で命令が実行されます。命令は、上に配置したブロックから順番に実行されます。
⑦ 命令を削除する
設定した命令を削除したい場合はドラッグしてブロックパレットに戻すことで命令が削除されます。これで画面右上にあるのボタンをクリックしても、命令が実行されません。
③ ネコを回転してみよう!
① ブロックの配置
【がクリックされたとき】ブロックの下に【動き/(15▼)度回す】を配置します。
② プログラムの実行
画面右上にあるボタンをクリックします。
ネコがのボタンをクリックする度に15°回転するようになりました。
③ 繰り返し処理
ネコが繰り返しずっと回転するようにしてみましょう。
【制御/ずっと】を【(15▼)度回す】を囲うように配置します。
これでネコがずっと回転し続けるようになりました。
止めるには、画面右上にあるstopボタンをクリックします。ネコの回転は止まりました。
④ コンピュータへの保存
画面左上にある[ファイル]をクリックし、[コンピューターに保存する]を選択します。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されたら、保存する場所を指定します。
ファイル名に拡張子「sb3」を付け指定し、[保存]ボタンをクリックします。
あとがき
このようにScratchは簡単にプログラムを作成することができます。プロペララボでは、Scratchを使った課題をたくさん用意しています。ぜひそちらにも挑戦してみてくださいね!
簡単ではありますが、「scratch2.0入門編② Scratchの基本的な操作を知ろう!」を終わります。
次回はさらにScratchを使った課題にチャレンジしてみようと思います。ご覧いただきありがとうございました。
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