
前回の研究レポートは、Ryze Tech社より発売されている「Tello / Tello Edu」をScratchで動かしてみました。
今回は、英語のブロックでの命令は難しいので日本語化に取り組んでみたいと思います。
① 拡張データの日本語化
① 拡張ファイルの複製
はじめに、前回Scratchのインストールフォルダーの中に格納した「Tello.s2e」を右クリックで「コピー」し、そのまま「貼り付け」をします。
「Tello - コピー.s2e」が作られるので、「TelloJPN.s2e」と名前を変更します。
② 英語を日本語に書き換える(1)
「TelloJPN.s2e」をメモ帳で開くと、【blockSpecs】という羅列があり、この中の英単語を直接日本語に変えることで、Scratch上のブロック名が日本語に変わります。
左図のように、[" ","takeoff","takeoff"] となっている個所の、真ん中の"takeoff"を、"離陸"に変更します。
③ 英語を日本語に書き換える(2)
同様に、[" ","land","land"] となっている個所の、真ん中の"land"を、"着陸"に変更し、名前を付けて保存をします。
② Scratch上で確認する
① Scratchでファイルを開く
Scratch2 オフラインエディターを開き、キーボードのShiftキーを押しながら「ファイル」をクリックし、展開されたメニューの一番下の「実験的なHTTP拡張を読み込み」をクリックします。
先ほど保存した「TelloJPN.s2e」を選択してください。
② Scratch上で確認する
スクリプトの中の「その他」をクリックすると、プログラミングドローン用のブロックが表示されます。
ここで、名称がそれぞれ「離陸」「着陸」となっていると成功です!
③ 他のパーツ名も日本語にしていこう
他の単語に関しても、以下を参考に日本語化していきましょう。
【fly up】→【上昇】
【fly down】→【下降】
【fly left】→【左移動】
【fly right】→【右移動】
【fly forward】→【前進】
【fly backward】→【後退】
【rotate / degree clockwise】→【右回り / 度】
【rotate / degree counter clockwise】→【左回り / 度】
【flip】→【フリップ】
【set speed to】→【速度】

あとがき
いかがでしたでしょうか?
このように、拡張データも汎用性が高く、カンタンに日本語化することができます。
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- 2020/3/1
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