
研究レポート「3DCGに挑戦しよう!③テクスチャ・マッピング」で作成したサイコロをペーパークラフトにしてみましょう! 前回に引き続きペパクラデザイナーを使い、今回は3Dデータの読み込みから展開図の編集を行ってみたいと思います。
はじめに
ペパクラデザイナーはペーパークラフト用の展開図を作成するための多摩ソフトウェア有限会社が開発・販売しているWindows用ソフトウェアです。
ペパクラデザイナーを使ったペーパークラフトを作るまでの流れは下図になります。
- 3Dデータ作成
- 3Dデータ読込
- 展開
- 展開図編集
- 展開図印刷
- 組み立て
今回は3Dデータの読み込みから展開図の編集を行ってみたいと思います。
① 3Dデータの読み込み
まずは3Dデータを読み込むところから始めてみたいと思います!
① ファイルの選択
まずは[ファイル]メニューより[開く]をクリックします。
② サイズを指定する
続いて、組み上げるサイズを指定します。ここでは5センチ四方の立方体になるように、「50mm」としています。
③ データを読み込む
[サイコロ.mqoz]を選択します。サイコロが読み込まれました。
④ 展開図を作成する(1)
上部メニューにある[展開]ボタンをクリックします。
⑤ 展開図を作成する(2)
自動的に展開図が作られます。

② 展開図編集
自動的に作られた展開図そのままですと、少し作業しづらい配置になってしまったりしまうので、指定した面を移動してみたいと思います。今回はサイコロの「3」の面を「1」の面から分離し「6」の面に接続してみましょう!
① 展開図編集(1)
上部メニューにある [面の分離と接続] をクリックします。
② 展開図編集(2)
「3」と「1」の間の線をクリックします。すると「3」と「1」の面が分かれます。
③ 展開図編集(3)
「6」の横をダブルクリックします。すると「3」の面が「6」の面に接続されます。
③ のりしろの編集
実際に工作する際に作業がしやすいように、のりしろを大きくすることも可能です。早速やってみたいと思います。
① のりしろの編集(1)
上部メニューにある[のりしろの編集]をクリックします。
② のりしろの編集(2)
●形の変更にチェックをいれ、幅の「H」に「10」と入力し、最後に[全てに適用]をクリックします。
③ のりしろの編集(3)
確認のダイアログが出ますので、OKをクリックします。
④ のりしろの編集(4)
のりしろが見事に大きくなりました!
あとがき
今回はペパクラデザイナーを使って3Dソフトメタセコイヤで作成したサイコロのデーターを読み込み展開図を作成・編集することまで行いました。次回は展開図を印刷し組み立てていきましょう!