
自分の考えたものを形にすることができるとしたら皆さんは何を作りたいですか?
オリジナルのロボット?ドローン?アクセサリー?キャラクター?
今回は前回に続き、3Dプリンターで造形を出力するまでをやってみたいと思います。
はじめに
前回のレポートでは「Metasequoia(メタセコイヤ)」を使い、3Dデータをさくせいしました。今回はいよいよモデルを3Dプリンターで出力しましょう!
① プリンターの準備をしよう
① XYZmakerSuiteを起動する
今回はXYZPrinting Japanの3Dプリンターで出力しますので、そのための管理ソフト「XYZmakerSuite」を起動します。すると関連アプリが4つ出てきますので、出力用の管理ソフトである「XYZprint」を実行します。
② ファイルを開く
ソフトが起動したら「開く」をクリックし、前回作成した「.stl」のオブジェクトデータを開きます。
③ 所持プリンターを選択する
持っているプリンターを選択します。USBで接続している場合は、自動的に一覧に選ばれますので、表示された所持マシンを選択してください。
④ データを読み込む
前回作成した立方体データを読み込みます。
読み込むと作業領域いっぱいの立方体が出てきました。
② 大きさ・位置を調整しよう
このままでは立方体の大きさが大きすぎるので、大きさの調整をしていこうと思います。
オブジェクトをクリックして選択すると、アイコンがいくつか表示されます。ここではまず[大小]をクリックします。X軸に「15」と入力し15%と小さくします。
するとモデルは小さくなりましたが、空中に浮いた状態になってしまいました。
このままだと出力がおかしくなってしまうので、地面にモデルを移動させましょう。
オブジェクトをクリックして選択し、アイコンが表示されたら、今度は一番下のをクリックし、
をクリックします。
設置させたい面をクリックするとその面が緑色にかわるので、底面をクリックしましょう。画面の視点を変えるのは「右クリック」のドラッグです。
上手く接地面に置くことができました!
最後に[適用および終了]をクリックします。
③ 3Dプリンターで出力しよう
それでは実際に3Dプリンターでモデルを出力していきます。
まずは造形に必要な「フィラメント」を3Dプリンターにセットしていきます。このフィラメントを加熱して幾層にも重ねることで造形が進んでいきます。
管理ソフト上で[フィラメント][フィラメントをロードする]をクリックします。
エクストルーダ(出力口)が加熱され、一定の温度に達すると、下のノズルからフィラメントが出て止まります。これで出力の準備が整いました。
管理ソフト上で「準備」→「印刷」の順に進みます。
今回は細かな出力の設定は省きますが、管理ソフト上ではモデル内の充填密度や複雑な造形時のサポート材の設定など細かく設定が可能です。
データの転送が完了すると造形が始まります!
あとは出力の完了を待ちましょう。

あとがき
いかがでしたでしょうか?簡単なモデルでしたがきちんと造形するためには、3Dプリンターの細かい設定や日々のメンテナンス方法などを理解しておく必要があります。
そのために「3Dプリンター入門」講座の受講をおすすめします!
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